髪を切ったらちょっと息抜きができた話

ひっさしぶりに(1年くらい)美容院とかいう場所に行ってきた。
ここに引っ越してもう何年経つのかしらないけど、未だに行きつけの美容院が見つからない。一時期1000円カットのチェーン店に通っていたのだけど、消費税8％になって小銭が要るようになったので、さらに面倒くさい。

髪の毛を切るって今までほとんど自分のために切ったことなかったなーと。
学生のときと、ちょっと自由な気持ちになれたときに美容院で少し遊ばせてもらったけど、それ以外は「仕事で差し障りがないように」みたいな感覚で行ってたのでぜんっぜん楽しくない美容院ライフだったのでした。また、今は外で仕事をしていないので、そういう評価をする人もおらず、お金をつかうのも申し訳なく、まあだらしない格好でも、それがわたしっていう生き物なんですよ、とやさぐれておりました。

でもねーやさぐれるのも度が過ぎますと、本当に病んでくる。姿勢は悪くなるし逆ギレはするし作る料理は更にまずくなるし性格もねじ曲がるし、まず愛が生活になくなってくる。
自分ではそんなことないと思っていても、確実にそうなっている。

しかし、カット3、4000円でそれらが全て解決するんだからわたしという人間は全く健全で素晴らしく経済的安上がりお財布に優しい女だと言わざるをえない。
さらに朝起きるのが楽しいし、レース編みなんかを始めたりする。

伸ばしっぱなし、やすやすとシャワーが行き届かない髪の毛ってもうぼんのうとかいう以上に害悪だったんだなーと。

がっつりベリーショートにして家に帰ったら、私を見たオット氏がちょっと嬉しそうな顔をしたので、切ってよかったなーとさらに思いました。久しぶりにそういう顔を見た。
オット氏も小綺麗な奥さんが好きだったんだなあ。すまぬ。