2013年7月28日日曜日

ファンやめました。

わたしはfinalvent氏のファンでした。なのでちょっと暑苦しいブログになるかもしれない。

今年3月とかそういう春先だったと記憶しているけれど氏の本が出版された。その少し前くらいから氏に関して、自分の中では嫌な予感みたいなものがあった。氏が本名とともにジャーン!私がファイナルベントでーす♫とリアル世界に打って出るような予感。

なんでそれが嫌な予感なのかっていうと、彼がリアル世界に打って出る材料とは何かを思い巡らした時、ジャンルが私が理解できない方向である可能性が高いと思ったから。

その嫌な予感がペンネームfinalventで本を出したという形となって実現化した。なにしろタイトルが「考える生き方」だ。小難しいことのオンパレードかもしれん。このタイトルで料理本ってことはないだろうし、小説でも詩でもなさそう。ということはライフハック系か、それとも時事系か、とにかく買ってtwitterで意気揚々と報告したはいいものの、内容について問われたら、よく分からなかった、と答えるしかないかもしれない…。まあこんなけちくさい葛藤をした上でのAmazonポチリでした。

で、届いて読んでみて。
心配していたようなついていけない難しい話ではなかったのでものすごく安心した。氏の半生を綴ったエッセイだった。

自分の中で得た結論としてはもうこの人のファンであることはやめよう、と力がすーーーっと抜けた。冷めたわけではないし、今まで自分が持っていた氏へのイメージが激変したわけではない。ただ氏が書いた氏の人生を読んでいくうちに彼は彼でしかないということがわかったと言えば分かりやすいのかな。

今まで自分の世界を形作っているジグソーパズルを作っていく時、finalventというピースを本当ははまらないのに、ちょっと凸凹の形が似ているからという理由で無理矢理はめこもうとしていたんじゃないか。

人間って二人として同じ人はいなくて、個々人がオリジナルな存在。そしてとても儚い存在。これをきちんと理解しなければ一生後悔するんだろうなと。当たり前のことなんだけど、それをずっと自分の中でちゃんと消化できていなかったんだろうな。
少なくともfinalventのピースはそのピース専用の場所がきちんとあったし、その場所をありがたいことに見出すことが出来た(今こう書けちゃってるけど実際この結論にたどり着くまでは私生活の激変なども重なって心的ストレスが半端無かった)

じゃあ具体的に実際に読む前と読んだ後で何が変わったかというと、今まで氏からtwitterで@もらったときにしばらく部屋の中をキャーキャー騒いでぐるぐる回ったりゴロゴロ転がったりすることはなくなり、今では割りと淡々と返答をしている。

おしまい。これからもよろしくお願いします。


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